国際モラハラ離婚 in the US

まさか自分が自己愛性パーソナリティ障害の夫の被害者(!?) @bigmysurvive

モラハラに気づいたきっかけ

わたし自身の性格が嫌なことは「嫌」とズバッと言うタイプなので、わたし自身も、友人たちも「まさかわたし(あなた)が、モラハラ被害にあうなんて」と思っていました。

 

ナルシストからのモラハラ洗脳は、じわじわ、こつこつ、ときには突然災害のようにどーんと何年もかけて、行われるわけです。

 

いち早く父親の異常性に気づいていたおねえから、

「わたしはパパはナルシストだと思う。わたしのカウンセラーもそう言っていた」

と言われても、まるで他人事のように「ふーん」なんて返していたわけです。

 

そんなわたしが「あれ、おかしいぞ」と気づいたきっかけは2つありました。

 

娘の友人の父親からの「ああ、彼はね…」

 

個性豊かな、うちの家族は失敗談の宝庫です。娘たちの友達の保護者との立ち話で笑い話にすることが多かった中。

 

「思春期になると、本人は世界の中心になっちゃうよね。そういうときはそっとしておくしかないよねえ」

なんて会話から、「うちには、世界の中心を名乗るのが二人いて、おねえなるくんと言うんだけどね」なんて笑いを取った後。

一人のお父さんがボソッと、

「ああ、彼はねえ…」

といったときに、「あれ?なんだろうこの違和感」と感じたのを覚えています。

 

その後何度もその光景と声が頭の中で繰り返されていました。

一見社交的で、見知らぬ人と30分でも会話を続けられるなるくん

そんな彼が、「えー?そうなの!?」とはならずに、「ああ、彼はねえ」という反応をされる。

 

ということは、同じ父親という立場から見て、なるくんはすこしおかしいのではないかと思われることも、あるということなんだろうか。

 

こんな疑問が一つ浮かんだことが始まりだったように思います。

 

お前が間違っている

 

ある晩に、わたしがしこたま飲んで、いい加減酔っ払っているときに、わたしの得意なゲームで対戦しようとなるくんが誘ってきました。「酔ってるみいなら、倒せる」とでも思ったのでしょうか。

 

まあいいけど。と対戦し、5連勝。

最後のゲームは、ルール上、彼が違反をしてのペナルティーにより、わたしにチャンスが回ってきての、勝利でした。

 

そこから。。。

「こんなルールは知らない、聞いたことがない」

いやいや、このルールでもう20年もやってきてるじゃん。

ネット上のルールを検索させて、証明すると。

。。。まあ、普通はこれで、悔しがって、わたしの勝ちとなるところです。

 

ナルシストは違います。

 

「じゃあ、おまえこのルール知ってるか?」

ときかれ、まじめに「うーんそれはあまり記憶ないな、どんなの?」と聞くと、

一応、どんなときに適応されるルールなのかは、説明してくれました。

 

しかしその後、ものすごい早口の英語で読み上げるもんだから、酔った頭では、理解が追いつかず。

ゆっくり説明してほしいとお願いすると、日本語交えて説明してくれたものは、わたしにしてみれば「ありえない」ルールだったのです。

 

わたしが、

「そんな、ルールはありえない」

というと、なるくんは鬼の首を取ったように、

「おまえがすべてのルールを知っているわけでもないし、お前が間違うってこともあるってわかったろう!」

と怒鳴り散らしてきました。

 

やめときゃいいのに、当時のわたしは一生懸命「なぜありえないのか」を説明して、意思疎通をしようとしては怒鳴られる。

 

ナルシストの狙いは、「相手を攻撃する。なじる。踏み潰す」ことが目的で、「相手と理解し合う」ことではないからです。

 

翌朝、気になったわたしは、彼が早口英語で読み上げていたサイトを見てみることにしました。

真面目なもんで、「知らないルールがあったら、知っておきたい」と思ったのです。

しかし、そこに書かれていたのは、なるくんが語っていたことと似ても似つかないものが書かれていました。

  • 彼も酔っていて、間違って理解していた?
  • それで、こんなに内容が変わるのか?
  • 何が起きてる?

この混乱が、わたしにカウンセラーに会う決意をさせたのです。

そして、そのカウンセラーは

「あなたは、本当に彼が勘違いをしたのだと思う?それとも、すべて理解した上で、あなたに違うことを伝えたのだと思う?」

と聞いてきました。

 

その場でのわたしの返事は、

「え、わかっていて、こんな嘘をつくことってあるんですか?」

でした。

 

あるんですよ。

それがナルシストです。

 

このときはじめて、ガス・ライティングという言葉を知りました。