3週間ほど前にりんりんが彼氏と別れたのですが、元カレが未練たらたら。車で、家の周りをウロウロと徐行していたり、コロンをふりかけたカードや、花束をドアの外においていったりするのです。
りんりんはストーカー気質の、わたしはナルシストの変なのに捕まってしまったね。
まあ、怪しいと気がついて、さっさと別れたりんりんのほうがわたしより賢いな。
そんな話をしていて、「なんで、なるくんのこと、気づかなかったのかなあ」と今でも思うのです。
おねえとりんりんに会えたのだから、過去のすべてを否定しているわけではないのです。しかし、それこそ今後、娘たちが連れてくるだろうパートナーを見極める目が自分にあるのだろうかと心配になるわけです。
少なくとも、自分の経験を活かして、ナルシストを見抜きたい。
ナルシストは。。。
- 自分が特別な人間であるという誇大妄想をもっている。
- それは過保護に育てられて、すべてのお膳立てを自分の力と勘違いしているから。
- しかし、現実の自分は妄想の自分とかけ離れていて、つねに不安定。
- だからターゲットを見下し、虐待することで安心を得ている。
なるくんはなんでもやってくれる母と、厳しく自分を認めてくれない父のもとで育ちました。
かわいそうな人です。
だからといって、わたしたちがずっとターゲットとして、彼の心の安定のためのサンドバッグになっているわけにはいかないのです。
そういう意味では、親を見ればある程度は分かるかも?
親に会うようになる前に、わかることはできないのか?
いろいろ思い返してみると、一見、大したことでないようでいて、それでも20年以上変わらないなるくんの言動があります。
それは。。。
だれの話を聞いても、「俺のほうが。。。」と返ってくることです。
みい「具合悪い、熱出てきた」
なるくん「俺のほうが、もっと具合が悪かったことがある」
(いま、その話関係ある?)
おねえ「今日のバイト、すごいチップもらった!」
なるくん「俺のほうが、もっと稼いだことあるぞ」
(いま、その話関係ある?)
りんりん「面白いゲームを見つけて。。。」
なるくん「俺のほうが、もっと面白いゲームを知ってるんだ」
(いま、その話関係ある?)
わたしたちに張り合って、勝った気になって何をしたいんでしょう。
でもね、洗脳下にあったわたしは、それが普通の会話だと思っていたのよね。
ひとたびなるくんがナルシストだと気づいてからは、なるくんが「俺が。。。」と言うたびにため息が出そうになっていました。そして、最後の方は「今は、あなたの話をしていない」とまで言っていましたね。
そう、これかもしれない。
会話パターンに注目すれば、ナルシストを見つけられる?
ただ気をつけなきゃいけないのは、それが普通だと思っていた頃のわたしも、似たようなことを言っていた記憶があります。だって、なるくんが一般的で、おかしいのは自分と思い込まされていたのだから。なるくんがやっていることを、やっていたのです。
おねえも、自分で「わたしも小さい頃は、ナルシスト(なるくん)の言動を真似ていたことがある」と言っていました。
もし、「俺が」「わたしが」という人がいるなら、その人は、ナルシスト本人か、ナルシストの被害者かもしれない。少なくとも、自分の近くにいるということは、わかりますね。縁を切る必要はないでしょうが、加害者なのか、被害者なのかの見極めが必要かもしれません。
もし、自分のパートナーの会話が「自分のほうが。。。」ということが多い、さらに自分もそう言ってることあるかも!と思ったあとに、あなたは何を考えるでしょうか。
なるくんに「お前のほうがナルシストだ」といいがかりをつけられるたびに、人格障害を持っているのは、わたしの方なのだろうかと何度も悩みました。
そこで、救いの言葉をくれたのは、おねえでした。
「ママ、本当のナルシストは、自分が悪いのかもしれないなんて、考えないんだよ。」
確かに!!