家族紹介に家族3人ADHDと書きましたが、この度、おねえはADHDではなかったことがわかりました!
おねえは人の気持ちが理解できない自分は自閉症なのではないかと、オンラインでテストを受けたり、自分で調べたりしていました。
そして、MRIで脳の画像を撮ったり、様々なテストを受けたりして詳細に検査をしてみたいと言い出しまして、保険でカバーされるならとやってみることにしました。
この神経心理検査は3日間にわたり行われ、面接やIQテスト、簡単な計算問題をやりながら聞こえてくる音を数えるなど聞いていると面白そうなことをしていました。
最後に、面談で結果を伝えられたあと、興奮したおねえが電話をかけてきました。
「まま、わたしADHDじゃなかった!」
え、まじで!?
だって、ADHDって診断されて薬飲んでるじゃん。
「ADHDじゃなくて、ギフテッドだって」
君がギフテッドなのは、小学生のときからわかってるでしょ。
うちの子どもたちの学区は、小3で全員、認知機能テスト(IQテストのようなもの)を受けて、一定以上の数値を叩き出すと、ギフテッドプログラムに入ることになります。
まあ、クラスの問題児だったおねえがギフテッドに入ることで、好きなことを好きなだけ追求していいと言われて、授業態度が変わり、担任からの電話が少なくなって胸をなでおろしたのは忘れられません。本当に、1日おきくらいに電話がかかってきて、週1くらいで学校に呼び出されてあたまを下げる日々でした。
いろいろなことが頭の中でぐるぐる巡っているのは、集中できないADHDではなく、いろいろなことを考えているギフテッドだということだそうです。
「それから、自閉症でもなくて、人とうまく付き合えない理由もギフテッドだって」
まあ、普通の人の何倍もの速さで情報を処理するから、普通の人からするといきなり話題が飛んだりしているように聞こえるってのはわかる。
じゃあさ、興味が持てなくて、感情が感じられなくなる瞬間があるっていってたじゃん。
それはどうして?
「それは、パパとのトラウマ体験が自衛本能でやってるPTSDと、虐待による脳の発達障害だって」
ああ、ここでなるくん登場です。
以前にも書きましたが、おねえはなるくんに関することには、感情が動かないといっています。それは、呆れて、相手にしていないということではなく、「傷つけられないように、鎧を被っている」状態だから。
本当に、おねえには申し訳ないことに、わたしがナルシストに洗脳されていたとき、「これでいいんだ」と放置してしまったこと、そして週に1日はパパの日としてわたしが働きに出ていた間に虐待を受けていたことを知らずにいたことが成長過程の脳の発達に影響を及ぼしていたのです。
もちろん、おねえは手を差し伸べなかった私に対して怒りの感情を持って育ってきました。
今でもたまに、「あのときは。。。」と話し始めることがあります。
それに対して、心から「申し訳なかったね」と言って、受け止めるようにしています。
以前、怒りの感情をママに向けたいと思うことはないの?と聞いたとき、
「ママは、途中で気がついて行動を変えてくれたし、謝ってくれたからもういいんだと思う」
と言っていました。
ナルシストとの生活は、誰も幸せになれない。
いや、ナルシスト本人しか、幸せになれない。
かくいう、わたしもPTSDとつきあって生活しています。
わたしのカウンセラーが、客観的に自分のトラウマを理解したいならこの本を読みなさいと勧めてくれました。一応、英語の本を買ってみたのですが、難しすぎるので、翻訳されたものを読んでいます。英語版はおねえに横流しされました。
自己分析することで、自分を許せるようになるのかなと思いながら、読み進めています。
ただし、他人のトラウマ事例を読むのは結構きついです。
1日2、3冊のスピードで読むわたしですが、この本だけは少なくとも半年くらいはかかりそうです。