国際モラハラ離婚 in the US

まさか自分が自己愛性パーソナリティ障害の夫の被害者(!?) @bigmysurvive

間違いを絶対おかしてはいけない綱渡り生活

さて、間違いだらけの離婚同意書を弁護士に突き返したので、しばらく離婚関係の話は進まないと思います。

 

そのあいだに、私が受けたモラハラ体験を紹介していこうと思います。

 

今振り返ると、本当に「なぜあのとき逃げ出さなかったのか」と自分に呆れるのです。

 

モラハラの被害者になる人は、「強い人」なのだそうです。

  • 我慢強い
  • ねばり強い
  • 腰が強い

多少のモラハラを受けても、それを引き受けてしまう強さを持った人らしいです。

 

そして、私が思うに、20年間という長い間結婚生活を続けるような人は、ある程度の賢さが必要なのではないかと思うのです。

 

なぜなら、モラハラを行うナルシストと生活するということは、極力「間違いを犯してはいけない」ということがあるからなのです。

 

ナルシストは、

  • 自分はすごいという誇大妄想を持っている。
  • しかし、現実はそれ程でもないので、常に自信がないがそれを認めたくない。
  • そこで、ターゲットをなぶることで強くなった気になり、自分の心の安定をはかる。

ということをしています。

 

だからこそ、ナルシストの前で失敗をしてしまうと、(今思えば嬉しそうな顔で、)これでもかというほどに責められるのです。

 

この20年間、綿密に計画を立てて、失敗しないように生きてきました。

 

「成功」すれば、なるくんに手柄を奪われる。

「失敗」すれば、なるくんに攻撃する機会を与えてしまう。

なるくんが「失敗」すれば、いつの間にかみいが「失敗」したことになっている。

 

自分にいいことはなにもないのですが、ここで私が唯一コントロールできるのは、「失敗しない」ということだけだったのです。

 

どれだけのレベルで失敗をしてはいけないのかという、エピソードがこちらです。

 

あれは、おねえが8歳くらい、りんりんが5歳くらいのころ。

近くの大きな街に家族ででかけました。

地下駐車場に車を停めて、観光をひとしきり楽しんだあと。

 

どこからかはわからないのですが、なるくんが機嫌が悪そうだなと感じたのです。

気分屋はいつものこと。

地下の駐車場へ向かいました。

階段を降りながら、「確か地下1階だったよね」なんて言いながら歩いていると、なるくんが、

「違うだろ。地下2階だろ。」

というのです。

まあ、とりあえず地下1階見てみようよなんて言って、地下1階へ。

 

たしか、「右奥だったよね」とそちらに歩いていくと、車がない。

 

なるくんが「いや、正面だったろ」と言ってそちらに行っても、車がない。

 

じゃあ、地下2階だったのではと下にさがってみました。

 

その間、

「だから俺が言っただろ。お前が間違ったと認めろよ」

「ほら、認めろよ」

とずっと後ろから言ってきます。

 

「そうだねえ、くるまなかったね」と言っても、彼を満足させる言葉じゃなかったようで、何度も言ってきます。

 

今回は、なるくんの言う通りに正面に行ってみると、車がありませんでした。

 

じゃあ、右奥へと足を伸ばすとそこに車がありました。

 

もちろん、ここで「あなたも間違っていたじゃない」なんてセリフは、言いません

なるくんが駐車位置を間違ったということは、大したことではないとコメントせずにいたのに。おそらく、自分で恥ずかしいと思ってしまったのでしょう。

 

「お前は、自分の間違いを認めることもできないのか!!!」

と声を荒らげてきます。



とうとう、切れた私が「しつこい」と言い返すとそこからは、「間違いを認めろ」という内容を色々な表現で怒鳴ってきました。

 

これを、プロジェクション(投影)と言います。

 

心理学における投影(とうえい、英: Psychological projection)とは、自己のとある衝動や資質を認めたくないとき(否認)、自分自身を守るため(防衛機制)それを認める代わりに、他の人間にその悪い面を押し付けてしまう(帰属させる)ような心の働きをいう。(投影 - Wikipedia

 

わたしは、自分の間違いを認めているし、なるくんの間違いは指摘していない。

なるくんは自分の間違いを認められずに、間違いを認めていないのはみいの方だと攻撃する。

 

ええ、ええ、全く論理的ではありません。

だからこっちも、混乱してしまうのです。

もうどうしたらこの攻撃が収まるのかわからないので、こちらもキレてしまう。

 

そうしたら、「お前は、運転できない精神状態だから車からおりろ」と私を車から引きずり下ろす。

そして、また怒鳴り始める。

 

いよいよ、駐車場にいた他の人が、「何だあれは…」とガタイのいい男の人たちが、私を助けようとよってきたのに気づいた途端、

「とにかく俺が運転するから車に乗れ」

と私を助手席に押し込んで、やっと出発となりました。

 

その後、車の中では無言だったものの、家についた途端、今度は昔のことを蒸し返したりしてとにかく怒鳴り散らしてきます。

 

まずは、子どもたちを2階の自分たちの部屋に行かせました。

 

そして、二人でリビングルームで向き合う。このあたり、わたしもキレていて記憶が飛び飛びなのですが、最後私に言い負かされてなるくんが車で飛び出していきました。

 

その後、わたしは娘たちを連れて公園に行き、なんとか気分を変えようとしていました。

その時もちろん「離婚」という言葉が頭をかすめていきました。

しかし、公園でおねえが、わたしたちが言い合いをしているとき、自分たちの部屋にいたりんりんが「二人が離婚してしまったらどうしよう」と泣いていたと教えてくれました。

 

ああ、りんりんは離婚してほしくないんだ。

我慢しなきゃいけないな。

 

と思った私は馬鹿でした。

 

その後、なるくん子どもたちには「怒鳴ってごめん」と謝っていました。

 

そう、ターゲットの私は、なるくんにとっての謝る対象ではなかったのです。

 

「駐車した場所を勘違いしてはいけない。」

 

今じゃ、駐車した場所がわかるものを写真に必ず撮るようになりました。

 

 

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