女3人生活、互いに家族団らんを楽しみつつ、それでいてひとり時間も尊重してといい感じに続いています。
この度、りんりんが自動車免許を取得し、自由に動けるようになりました。
アメリカの郊外は、バスも少なく、親はタクシー要員として、分刻みで送り迎え。
だから、りんりんのバイトは単発で入るベビーシッターをおねえかわたし、または依頼主がが送迎できるときだけのものでした。
だから、彼女の収入の助けにするために、夕食を作ってくれたらその分わたしがお金を払っていたのです。
しかし、免許を取ったその日のうちにバイトの面接を設定すること5件。
しっかりと普段のバイトと夏の間のバイトを決めてきました。
これで、たまに晩ごはんを作ってくれる人がいなくなってしまった。
おねえは、ある事件がきっかけに晩ごはんづくりを拒否してもう2年になります。
そのある事件とは。。。
わたしが、仕事場ででたランチで集団食中毒の被害にあったときのこと。
寝込んでいるわたしのところに、おねえが、「まま、ご飯、何だったら食べられそう?」と聞きに来てくれました。
「お味噌汁をご飯にかけたねこまんまならたべられるかも」
と答えた私のために、ご飯を炊いて、野菜いっぱいのお味噌汁を作ってくれました。
そのときに、りんりんもおねえも、私たちもこれでいいかと、お味噌汁とご飯を食べることにしたそうです。
なるくんに夕飯として出したとき。
何だこれは!
おかずがないだろう。
鮭ぐらい焼いたらどうだと怒り出したそうです。
***ちなみに、このとき一度も私の様子を見に来ていません。***
おねえに文句を言ったそこから、延々とおねえの人格否定の罵詈雑言。
とうとうおねえが、それなら自分で鮭を焼けといったところで、出した食事を捨てて、自分だけ出前を取るという行動に出たそうです。
それ以来、少しでもおねえが作ったものがなるくんの口に入る可能性があるときは、一切料理をしなくなりました。
ちなみになるくん本人は、おねえのボイコットに全く気がついていません。
なんせ、なるくんが「出かけるから晩ごはんいらない」と言ったその日、おねえが、料理を手伝っているのを見て言ったなるくんのセリフ。
「おー、しっかりと料理のしかたを学んどけよ。俺が年取ったときに俺の面倒を見るために、お前を育てているんだからな」
すかさず、わたしが、
「別におねえが、わたしの面倒を見てくれようが、見てくれなかろうが、大切に育てるのは変わらないよ」
といったことで、自分の失言に気づいたようです。しかし、口から出てしまったものはなかったことにできないよね。
さて、女3人生活に話は戻り。
家族会議の末、これからは曜日で食事担当を決めようということになりました。
今日は、2年ぶりのおねえが作る晩ごはんです。
チキン・クレープ・with ほうれん草
美味しかった!
誰のためって、家族のため。
身近な人間は、全て自分のためなんて思っていたら、結局周りがいなくなる。
でも自分のすることは、周りのためと思っていれば、自分の周りに人がいる。
だから、「情けは人の為ならず」。
巡り巡って自分のため。