国際モラハラ離婚 in the US

まさか自分が自己愛性パーソナリティ障害の夫の被害者(!?) @bigmysurvive

「別居で持ち出せたもの」と「親権」について少し

以前のブログで、

別居時にお皿や家具を持っていくときに大いに揉めました。

と書いたように、その時のエピソードを紹介します。

 

mylifeintheus.hatenablog.com

 

別居を決意して、ほぼほぼ2週間後には新居の契約を終え、その日から家具も何もないところから生活を始めました。

 

とはいえ、インターネットの契約もまだだったため、2、3日ほどは元の家の自分の書斎に出勤して、リモートワークをしていました。

 

その行き来に、必要な生活用品を持ち出していたのです。

 

食器、調理道具、ゴミ箱などなどです。

 

もともと、わたしが人を招待することが好きだったので、食器は、12人分のセットがあったり、部屋が多いのでゴミ箱も各所に配置していたりしていたため、そこから半分(ゴミ箱はそんなにいらないけど)持ってきても、なんの支障もないはずなのです。

 

キッチンの戸棚から、日本の調味料や各種揃えた粉ものを取り出していたところ。

 

なるくん「おまえは、全部持っていくのか。俺が生活できないだろう!!」

 

とご立腹でしたが、

 

あなた、料理しない上に、日本食の調味料も使わないじゃん。

昆布、みりん、乾燥ごぼう。。。

 

という反論は、ぐっと飲み込み

 

Okay

 

とだけ言って、詰め込んでいきました。

 

そこに、8人分の食器セットを出しておいていたのですが、それをみて、

なるくん「食器も全部持っていくのか!?」

 

本来は4人分で1セットの食器が、3セットだったのです。

だから、一人のなるくんは1セット、3人のわたしたちは2セットのつもりだったのです。

 

泣く泣く、1セットを2つに分けて6人分ずつにして持ってきました。

 

ゴミ箱を運んでいたときも、同じです。

まるで、わたしが強盗か盗人かとでもいうように、噛み付いてきます。

 

もうそれだけで、HPが削られていきます。

 

とにかく、わたししか使っていなかったものを淡々と数日かけて運び出しました。

 

娘たちと3人で、ときには娘たちの友達も参加して運び出しました。

 

このとき、うまく利用できたのが、娘からの「お願い」戦法です。

 

かつては親権と呼ばれたもの、イリノイ州ではParenting Timeと呼ばれるものがあります。ようは、未成年がどれだけの時間、どの親と過ごすのかを取り決めるわけです。

 

例えば、50/50のParenting Timeだと、週の半分を母と暮らし、残りの週の半分を父と暮らすことになります。この場合、養育費は相殺されて、お互いにありません。

 

ただ、うちの未成年のりんりんは、別居が先になった理由からもわかるように、父親との生活を拒否していました。

 

mylifeintheus.hatenablog.com

 

週に1度食事に行くのはいいけど、同じ屋根の下に泊まりたくない。

 

りんりんのこの希望ははっきりしていたし、なるくんもそれを理解していました。

 

つまり、わたしが100%のParenting Timeをもち、彼は100%わたしに養育費を支払う必要があるのです。

 

弁護士も、ここで父親のParenting Timeを裁判所が認めたとしても、子どもに対する強制力はないので、子どもが行きたくないと言ったらそれまでですよと言っていました。

 

少しでも、子どもたちの心象を回復させたいなるくんは子どもたちに「お願い」をされると、文句を言いつつも、「持ってけ泥棒!」と許してくれる比率が高かったのです。

 

うちには、2台の掃除機と、2台の掃除機ロボットがあったのです。

そのうちの1台の掃除機(カーペット用)が欲しかったのですが、それがなるくんのお気に入り。

それを「お願い」でGETできたのは、大きかったですね。

 

ちなみに、なるくんは、みいに全部持っていかれたと、掃除機1台と、掃除機ロボットをもう1台購入していましたね。

 

あれ、計算あわなくない?

 

増えてますよ。

 

一事が万事、こんな具合ではありましたが、日用品・家電はなんとかなりました。

 

問題は、家具です。

 

子どもたちの部屋にあるもの、わたしの書斎にあるものは、好きに持ち出せるのは当然として。

 

共有スペースにあるソファーセットやダイニングテーブル、棚は揉めました。

 

結論から言えば、共有品で持ち出せた家具は棚1つとコーヒーテーブル1つ。

 

ええ、あの何部屋もある豪邸から、家具2つだけです。

 

ソファーセットなんて、全部で3セットあったのに、部屋の雰囲気が壊れるからと言う理由で、1つとしてわたしませんでした。



そのやり取りをみていた引越屋のお兄ちゃんが、

「Just take it!」(許可とらないで、持って行っちゃえば?)

なんて言っていましたが、揉め事はできれば小さく。

あとからちゃんと、その分現金でもらおうと諦めました。

 

更に驚いたのが、わたしのゲストルームにおいてあった、ベッドになるカウチを運んでいるとき、

 

なるくん「あれは、俺の両親がずっと使っていた家具を俺が実家から持ってきたやつじゃないか」

 

はい??

 

みい「あれは、おねえを妊娠したときに、寝たまま授乳できるようにと、わたしの両親が買ってくれたものです。ちなみに、あなたの実家のどの部屋においていたのかしら。」

 

言うに事欠いて、そんなバレバレの嘘をつくのか?

 

友人が、「男なんて、最初は懐の大きいとこ見せようと、口では何でもいうくせに、実際物を運ぶときや、お金の数字見た途端にころっと変わるのよ!」と言っていました。

 

なるくんは懐の大きいパフォーマンスさえもなかったです。

 

ちなみに、うちの両親がくれたカウチは、わたしのベッドとして使っています。

 

ちゃんとしたベッドで寝られるようになるのは、いつのことだろうか。

 

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新生活に潜む…

別居前は、なるくんのドスドスと歩く足音にビクッとなり、夜通し遊んで朝方にバタンッと寝室のドアを開けて、煌々と電気をつける明かりに目が覚めるも、心臓をバクバク言わせながら寝たフリをする、そんな生活をしていました。

 

別居第1日目、簡易のエアベッドで寝ていたにも関わらず、夜通しぐっすりと眠れたことに感動したのを覚えています。

 

夜通し遊ぶと言っても、なるくんの場合、どこかに出かけるのではなく、地下室でゲームをしたり、1階で映画を見たりしています。映画は大音量で、戦闘シーンではその音に飛び起きます。

音量を小さくしてほしいと頼んでも、「そんなに大きいはずがないだろう、お前が気にしすぎだ」と取り合わないところが、ナルシスト。共感力0です。

 

なるくんがいない新生活の良さを体感しながら、別居・離婚に踏み切って本当に良かったと思っていた2か月すぎ。

 

夢の中で、なるくんに怒鳴られ、なじられ、罵倒されるようになりました。

目が覚めると、心臓がバクバクと鳴っていて、とても寝た気がしません。

就寝後、おねえがバイトから帰ってくると、そのドアの音でビクッとして目が覚めます。

なんで、また元に戻ってるの?

 

カウンセラーに相談しました。

 

心身ともに、「今、安全な場所にいる」と理解したからこそ、過去の出来事を消化するために夢で追体験したり、以前の経験を繰り返しているのだろう。ということでした。

PTSDです。

 

「安全な場所」だからこそ起こることなのだから、いいことだと言ってくれても、ちょっとブルーになりました。

 

そして、さらに4か月後、ホットフラッシュと昼夜関係ない動悸による不眠に悩まされます。

アラフィフだし、更年期障害かと諦めモードだったのですが、日中もずっと心臓がしくしく締められるようなので、お医者にかかりました。

 

更年期もあるだろうけど、精神的なものも原因になっているかもしれないということで、抗うつ剤を処方されました。

 

薬を飲み始めて、感じたこと。

この胸の痛みは、不安症だったんだな。

とにかく、なにか嫌なことが起こりそうな、不安にかられての胸の痛みでした。

 

そして、これもやはり、PTSD。

「あなたは、これまでの20年間、いろいろなことを我慢して、自分が傷つかないように感情を押し殺し、感覚を鈍くして生きてきたのです。今、自由に考えて、自由に行動して、自由に感じられるようになったからこそ、過去の心の痛みを感じている」

 

カウンセラーに言われて、なるほどと思いましたが、この不安感。

 

きついなあ。

 

別居後、安眠とリラックスと自由を満喫できたのは2か月間だけ。

なんで、離れてからも、こんな思いをしなきゃいけないのかと思います。

 

いま、自分はナルシストと暮らしているかもしれないと思ったら、わたしからのメッセージは、

「早く逃げて!」

です。

 

結婚20周年を待っていたお前が言うな。

 

と思われるかもしれません。そうね、わたしのように、あと数ヶ月待って20年なら、待ったほうがいいと思う。どのみち、離婚の準備期間もそのくらい必要です。

 

でも、結婚10年程度なら、待たずにすぐに「逃げなさい」と言うと思います。

 

メンテナンスがどれだけの期間支払われるかが、婚姻年数によって変わります。

20年以上なら、婚姻年数と同じ期間支払われることになります。

 

それ以下なら、下の表のようになります。(*イリノイ州 2023.Nov.)

 

婚姻年数

メンテナンスを受け取れる期間

5年未満

婚姻年数の20%の期間

5-6年

婚姻年数の24%の期間

6-7年

婚姻年数の28%の期間

7-8年

婚姻年数の32%の期間

8-9年

婚姻年数の36%の期間

9-10年

婚姻年数の40%の期間

10-11年

婚姻年数の44%の期間

11-12年

婚姻年数の48%の期間

12-13年

婚姻年数の52%の期間

13-14年

婚姻年数の56%の期間

14-15年

婚姻年数の60%の期間

15-16年

婚姻年数の64%の期間

16-17年

婚姻年数の68%の期間

17-18年

婚姻年数の72%の期間

18-19年

婚姻年数の76%の期間

19-20年

婚姻年数の80%の期間

20+

婚姻年数の100%の期間もしくは無期限

 

参照:

www.sterlinglawyers.com

 

次の段階に行くために最高で1年待って、離婚準備をするのはありだと思います。

しかし、この別居後に続くPTSDを考えたら、それ以上はリスクではないかなと思うのです。

 

ナルシストからの解放は、離れて終わりじゃない。

 

 

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別居後に思う、薄っぺらな男のプライド

離婚した友人が、

「廊下の電球を取り替えるときに、ああ、自分は一人になったんだなって思った」

と言っていました。

 

わたしは、電球から何から自分でやってしまうので、どんなときに実感するのだろう。

 

そして。。。

 

別居が始まり、新生活が始まったとき、まずなるくんがいないことを実感したのが…

 

トイレ掃除です。

 

唐突ですが、このブログを読んでいる男性の方々。

トイレは、立って用を足しますか。

それとも、座って用を足しますか。

 

掃除をする人間から見ると、みんな座ってしてくれると助かる。

 

掃除のときに、床や便器横の壁を拭くと、アンモニア臭がするんですよね、立って用を足されると。どうしたって、飛沫が飛ぶんですよね。

 

うちで、唯一の男性だったなるくんはどうしていたか。

 

立ってましたね。

 

一度、友人の家族どうしで集まったときに、この「男性も座って用を足す」という話題が出たことがあります。

 

男性でも、母親から座って用を足すようにしつけられたという人が何人かいて、「お母さんGood Job!」と心のなかで拍手を送りました。

 

なるくんはどうだったか。

 

「男なのに、座ってするわけ無いだろう!お前たち(座ってする男性陣)には男のプライドはないのか」

 

それ以前に、なるくんは便座も上げずに用を足します。

本人は、「ちゃんと狙ってるから大丈夫だ」といって、譲りませんでした。

 

便座に直接かけてしまうことを心配しているんじゃなくて、便器内の水しぶきが便座や床に飛ぶんだと言っても「そんなわけない」の一言でした。

 

あるとき、ちょうどトイレから出てきたなるくんを捕まえて、ちょっといま便器に座ってみてと声をかけました。

 

自信満々に便器に座ったなるくん、太ももの裏側に自分が飛ばした飛沫を感じたのでしょう。

 

すこし驚いた顔をした後、ぶつぶつと言い訳をして去っていきました。

 

それから、しばらくは便器をあげて用を足していたようですが、自分さえ良ければいい彼は、時間が経てばまた便座を下げたまま用を足すようになるのです。

 

なぜわかるかって?

 

不幸にもわたしがその後に座って、わかってしまうのです。

 

あれは、男のプライドではなく、永遠の魔の2歳児です。

トイレトレをやり直してこい!

 

そんな自己中男がいない、女3人の新生活。

トイレのアンモニア臭がしない。

 

うれしい。

 

 

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娘の彼氏を見きわめるには。。。

3週間ほど前にりんりんが彼氏と別れたのですが、元カレが未練たらたら。車で、家の周りをウロウロと徐行していたり、コロンをふりかけたカードや、花束をドアの外においていったりするのです。

 

りんりんはストーカー気質の、わたしはナルシストの変なのに捕まってしまったね。

 

まあ、怪しいと気がついて、さっさと別れたりんりんのほうがわたしより賢いな。

 

そんな話をしていて、「なんで、なるくんのこと、気づかなかったのかなあ」と今でも思うのです。

 

おねえりんりんに会えたのだから、過去のすべてを否定しているわけではないのです。しかし、それこそ今後、娘たちが連れてくるだろうパートナーを見極める目が自分にあるのだろうかと心配になるわけです。

 

少なくとも、自分の経験を活かして、ナルシストを見抜きたい。

 

ナルシストは。。。

  • 自分が特別な人間であるという誇大妄想をもっている。
    • それは過保護に育てられて、すべてのお膳立てを自分の力と勘違いしているから。
  • しかし、現実の自分は妄想の自分とかけ離れていて、つねに不安定。
    • だからターゲットを見下し、虐待することで安心を得ている。

 

なるくんはなんでもやってくれる母と、厳しく自分を認めてくれない父のもとで育ちました。

かわいそうな人です。

 

だからといって、わたしたちがずっとターゲットとして、彼の心の安定のためのサンドバッグになっているわけにはいかないのです。

 

そういう意味では、親を見ればある程度は分かるかも?

 

親に会うようになる前に、わかることはできないのか?

 

いろいろ思い返してみると、一見、大したことでないようでいて、それでも20年以上変わらないなるくんの言動があります。

 

それは。。。

 

だれの話を聞いても、「俺のほうが。。。」と返ってくることです。

 

みい「具合悪い、熱出てきた」

なるくん「俺のほうが、もっと具合が悪かったことがある」

(いま、その話関係ある?)

 

おねえ「今日のバイト、すごいチップもらった!」

なるくん「俺のほうが、もっと稼いだことあるぞ」

(いま、その話関係ある?)

 

りんりん「面白いゲームを見つけて。。。」

なるくん「俺のほうが、もっと面白いゲームを知ってるんだ」

(いま、その話関係ある?)

 

 

わたしたちに張り合って、勝った気になって何をしたいんでしょう。

 

でもね、洗脳下にあったわたしは、それが普通の会話だと思っていたのよね。

 

ひとたびなるくんがナルシストだと気づいてからは、なるくんが「俺が。。。」と言うたびにため息が出そうになっていました。そして、最後の方は「今は、あなたの話をしていない」とまで言っていましたね。

 

そう、これかもしれない。

会話パターンに注目すれば、ナルシストを見つけられる?

 

ただ気をつけなきゃいけないのは、それが普通だと思っていた頃のわたしも、似たようなことを言っていた記憶があります。だって、なるくんが一般的で、おかしいのは自分と思い込まされていたのだから。なるくんがやっていることを、やっていたのです。

 

おねえも、自分で「わたしも小さい頃は、ナルシスト(なるくん)の言動を真似ていたことがある」と言っていました。

 

もし、「俺が」「わたしが」という人がいるなら、その人は、ナルシスト本人か、ナルシストの被害者かもしれない。少なくとも、自分の近くにいるということは、わかりますね。縁を切る必要はないでしょうが、加害者なのか、被害者なのかの見極めが必要かもしれません。

 

もし、自分のパートナーの会話が「自分のほうが。。。」ということが多い、さらに自分もそう言ってることあるかも!と思ったあとに、あなたは何を考えるでしょうか。

 

なるくんに「お前のほうがナルシストだ」といいがかりをつけられるたびに、人格障害を持っているのは、わたしの方なのだろうかと何度も悩みました。

 

そこで、救いの言葉をくれたのは、おねえでした。

 

「ママ、本当のナルシストは、自分が悪いのかもしれないなんて、考えないんだよ。」

 

確かに!!

 

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やっぱり、あなたは。。。

以前のブログで、

はじめは、「子どもたちに苦労はさせられないから」と、「りんりんが高校を卒業するまではこの家に住めよ。」なんて言っていたくせに。話は2転3転。このあたりはまた別の機会に。

なんて、書いていましたね。

 

mylifeintheus.hatenablog.com

 

それでは、離婚したいことを告げて、半月のあいだにあったことについて、お話します。

 

まさに、自己中ナルシスト大爆発でした。

 

わたしが住んでいる地域の高校は、日本と違い、住んでいる地域の学校に進学することになっています。

 

だから、高校生のりんりんのことを考えて、引っ越すなら学区内で賃貸生活をするのは確定でした。

卒業したら、財産分与で手にした現金を頭金にして、どこかに小さい家を買おうと思っています。

 

そこで、なるくんが、「この家を(みいから)俺が買い取りたい。*1でも、りんりんが卒業するまでこの家にいたらどうだ?俺がその間、どこかに家を借りて暮らすから。」

なんて言ってきたんです!

 

Wow!

 

人のことも考えられるのね、って見直そうと思ったんですよ。

でも、正直、この豪邸に住むとして、ローンの半分を払いつつ*2、さらに大きいからこそかかる電気代、ガス代、大きな庭の芝刈りのために人を雇うお金…

そうやすやすと、ありがとうとも言えず、経費計算をしました。

 

なんとか、かつかつだけどやっていけるかな?と思っていたら…

 

1週間も経たずに、

「やっぱり、この家には俺が住み続けるわ。賃貸高いんだ。」

といってきました。

 

そうか?

なるくん一人の賃貸、そんなに高いかな?

 

なるくん「2000ドル以上かかるじゃないか」

 

え!?

1LDKでも1000ドルちょっとで行けるでしょ。

 

なるくん「寝室2つはいるからな」

みい「いらないでしょ」

なるくん「誰かが泊まりに来たとき用にゲストルームが必要だろ」

 

整理しよう。

みいが賃貸を借りるとしても、2LDKで3人で住みます。娘たちは相部屋決定です。

しかも、予算は1700ドル以下です。

 

もう一度言おう、3人で1700ドルです。

 

あなたが1人で2000ドル以上の、もし友達が泊まりに来たときのための2LDKに住むためのお金がないから、わたしたち3人に1700ドル以下の2LDKに引っ越せと言っていますか?

 

それとも、わたしたち3人+ゲストルームで4LDKにわたしたちは住んでもいいと?

その保証もしてくれると?

 

ちょっと、見直そうと思ったわたしが馬鹿だった。

 

わたしからの軽蔑の視線を感じたのでしょうか。

なるくん「まあ、俺もいろいろ見てみるけどね」

 

え、どっち?あなたの決定待ち?

 

どちらにしても、豪邸に未練のないわたしは、「決めたら教えてください」というだけにしておきました。

 

その後、この家を売ってみてはどうかとも提案してみました。

そうすれば、この家を購入してからいろいろとアップデートしてきた分、マーケット価格よりも高く売れる自信はあったので、利益分を分配しても十分彼が一人暮らしできる豪邸と、わたしたちが3人で住めるこじんまりした家を買うことができます。

 

でも、この豪邸は、なるくんの自尊心を埋めるアイテムにすでになっていたのです。

 

寝室4つ、リビング2つ、ダイニング1つ、書斎1つ、トイレ4つ、お風呂2つ、キッチンはプロ仕様、地下室にバーがあってビリヤード台も。

 

そこで、本当に一人で暮らす気?

 

「おれは、悪い人間じゃない」アピールのため、はっきりと出ていけとは言えないなるくん

 

これが、2転3転した内容です。

 

結果的に、なるくんりんりんへの精神的な虐待をもってわたしたちが出ていくことになったのです。

 

mylifeintheus.hatenablog.com

 

正直、大きな家の維持費は、半端ないです。

わたしたちが、小さい賃貸に引っ越して生活しつつ、共有財産として二人の収入を分け合っている今のほうがいいです。

 

とはいえ、まだ引越し費用、ものを持ち出せなかった分買い足したときに使った費用のクレジットカードの負債があるんですけどね。

 

こういうところで、怒って、仕返しをしようとしないから、

「あなたはもっと怒っていい」

と友人にも言われるのです。



でも、もう離れたいのよ。



やっぱり、なるくんはどうしようもなく、自己中ナルシストなのだから。

 

 

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*1:家の権利は50/50なので、わたしの分の50%を買い取りたいという意味です。

*2:50%の精算をするまでは、わたしにもローンの50%を払う義務があります。

ナルシストと共存できるのか

まだなるくんのことを、ちょっと扱いづらい気分屋さんぐらいに思っていた、洗脳状態にあった頃。

 

生活も安定しているし、新しく買った家は大きくてきれい。

裏庭は小さな湖に面していて、鷺や鶴がやってくる。

ゆくゆくは、家庭内別居で老後をここで過ごすのもいいなあ。

 

と思っていました。

 

そして、なるくんがわたしにガスライティングをしていたことに気づいて、「なんてこったい!」と驚いた後さえも、

 

なんとか共存できる方法はないだろうか。

この家には、好きなものが多すぎる。

この人格障害は治らないんだろうか。

 

そう、あがいていました。

 

先日、おねえとはなしていたとき、

「わたし、ママは絶対離婚しないと思っていたから、自分がこの家から離れていかないといけないと思っていた。」

と言われました。

 

危ない!

もう少しで娘を失うところだった。

 

 

さて、いろいろとあがいていたころ、まずは自己愛性人格障害について調べまくりました。

 

その頃には、娘たちとなるくんの対立がどんどん深まり、毎日のように怒鳴りあいの喧嘩が起こっていました。

コロナ禍でなるくんの会社は、オフィススペースを解約して、完全リモート体制になりました。

ずーっと家にいるから、喧嘩が起こる確率が高い。

さらに、わたしは出社しているので、わたしの目の届かないところでしばしば諍いがあったようです。

 

そして、わたしと娘たちが仲良くおしゃべりすることも、嫌がるようになりました。

一緒に写真を撮っていたり、カラオケをしていたりすると、一気に機嫌が悪くなります。

 

ナルシストと共存する方法として、ナルシストに反応しなければ、ターゲットになり得ないというものがあります。なぜなら、ナルシストは相手を怒らせたり、感情的にさせて相手のコントロールを失わせて、一気に攻撃してくるのです。

 

たしかに、同じ部屋にいないようにする、なにか言われても、「Okay, if you say so」と無反応でいることで、なるくんの攻撃するチャンスを封じることができたのです。

 

そして、なるくんがいるときには、娘たちとも互いに素っ気なく過ごすことにしようと話し合って、やってみました。

 

そうすると、穏やかな日常になってきたのです。

 

でもね、それって、本当に寂しい。

なるくんが出張なんかになったら、思春期中のりんりんまで、リビングにやってきて3人でおしゃべりをしてやっと家族らしい時間が持てたのです。

本当にそれって、共存と言えるんだろうか。

娘たちが独り立ちしたら、もう戻ってきてくれなくなるんじゃないだろうか。

ずっと、なるくんの顔色をうかがいながら生活することに、意味はあるのだろうか。

小さい家でも、母娘3人のほうが楽しい生活を送れるのじゃないだろうか。

 

そうして、離婚を視野に入れて行動を変えていくようになるのです。

 

素敵な家よりも、お気に入りの庭よりも、心穏やかに過ごせる日常が大事。

子どもはいつか巣立っていくもの、それまでの時間を大切にして、いつでも戻ってこられる場所でいたいと思ったのです。

 

この共存する方法は、無駄じゃない。

 

離婚準備を進める間、十分に役立ってくれました。

寂しすぎて、娘たちと関わらないというのはやめてしまいましたけどね。

 

それに、なるくんにしても、わたしたちがそっけない態度でいることで、離婚を受け入れる準備期間になったのではないかと思うのです。

 

この離婚を受け入れる準備期間のあいだ、なるくんは、「ナルシストはみいだ」と騒いでみたり、「お前たちが俺にガスライティングをしている!」と言いがかりをつけたり、これはこれで大変でした。

 

これをプロジェクション(投影)と言うそうです。本当は自分の言動なのに、相手がそれをやっているという言いがかりです。この件についても、また次の機会に書きます。

 

「次の機会」が多いな。そろそろこの伏線の回収をしていかないといけないですね。

 

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復讐でもなく、勝つことでもなく、あるべきようにことをすすめる

さてさて、お金の話です。

どんなに綺麗事を言っても、お金は大事です。

今後の生活のために、きっちり確保したいところです。

  • 高収入配偶者から低収入配偶者に今後払う、メンテナンス。
  • 財産分与

 

この件に関して友人からのアドバイスは、大きく2つに別れました。

 

「ここで、いろいろ交渉できるから、しっかり対策してメンテナンスをとってやれ」

「2000ドルを手に入れるために、3000ドルを弁護士に払うことにならないように、冷静に」

 

これって、どちらが正しいとかじゃなくて、相手をよく見て判断しないといけないのかなと思うのです。

 

なんせ、相手はナルシスト。ナルシスト全員が一つの行動を取るわけでもないのですから、これが正解ってないんですよね。

 

とはいえ、真理かなと思ったのは、ナルシストに「損をしてる・負けた」と思わせないことが一番なのではないでしょうか。

 

まずは、「もっと取ってやろう」とか「なるべく払わないようにしよう」という行動を取らないことです。少なくとも、ナルシストの前では、厳禁です。10倍になって返ってきます。その結果、失うものが更に大きくなる可能性もあるのです。

 

人間関係は、といいます。

ナルシストは中身が空っぽで、信念がない。だから、こちらの様子を見て、自分の態度を華麗に変えてきます。

逆手に取れば、こちらの態度で相手に影響を与えることができるのです。

 

相手がナルシストでなくても、

「実際に金額を目の前にしたり、目の前であなたが何かを持っていこうとするのを見たりするだけで、惜しくなって屁理屈こねて、わたさないように動き出すものだ」

と思っていなさいとも、言われました。

 

だからまず、相手には目の前にある「物」は、わたしてしまうのが得策です。

 

かくいうわたしたちも、別居時にお皿や家具を持っていくときに大いに揉めました。

そのことはまたの機会に書くとして、わたしたちは、彼のわがままを受け入れて持ち出せなかったものは諦めました。

 

なるくんが十分持っているものを分けずに、こちらが買い足さなきゃいけなかったものや、おいてきたものの購入金額と現在の価値のリストを作成して、財産分与が50/50なのだからその分離婚成立時に精算するよう弁護士に書類を作成してもらう旨を伝えました。それに関しては、是とも否とも言いませんでした。まだ先の話ですから、それに対して揉める場ではないのでしょう。一度書面になって、サインするときになにかごねるでしょう。そのとき、またわたしがいらないものを1つ2つ譲ればいいのです。

 

こちらは、「物」を諦めて、負け側に立つ。でも、その保証は法律に従って受け取る。

 

財産は半分にするのが決まり。片方が、価値のあるもの(婚姻中に購入したものに限ります)を保持するなら、もう片方から50%分の権利を買い取らなくてはいけないというルールがあります。

 

諦めた「物」に思い入れがあるなら、つらいこともあると思います。その「物」に、このゴタゴタを長引かせるだけの価値があるかを冷静に見ることが大事です。

 

わたしの戦略として、なるくんに対しては、常にこの姿勢です。

  • お互い、子どもを第一に考えましょう。
  • 親として、わたしたちは同じチームです。
  • わたしは、あなたと対立するという意志はありません。

 

もう、あなたのターゲットにはなりえないけど、あなたを恨んでいるわけでも、勝ちたいわけでもありません。

 

わたしはあなたの状況も理解しているし、あなたが欲しい物もわかっていて、それを奪うつもりもありません。

これって、洗脳されていたときの彼から見たわたし。ある意味、20年かけて勝ち得てきた信頼です。

ちがうのは、「(すでにターゲットではなく、対等なので搾取され続けることはできないから、)法律で決められた分は、いただくね」ということです。

 

恨みつらみで、復讐したくて「いろいろ奪ってやろう」という気持ちになるのはよくわかります。わたしも「ざまあ系」のお話が大好きです。でも現実は、ナルシストから離れること。これが最重要事項です。

 

自分の父親が、ナルシストで、母親が自分たちを連れて逃げ出したという経験がある人と話したとき、わたしが聞いたこと。

 

「お父さん、その後どうなった?」

 

反省したのだろうか。変わったのだろうか。

 

「He lived miserably. He died miserably.」(彼は、惨めに生きて、惨めに死んだ)

 

というのが答えでした。そう、ナルシストは変われない。だから、ナルシストと分かった時点で「逃げろ!」というアドバイスしかない。

 

弁護士費用つかって、その場で戦わずとも、生き方を変えられないナルシストはかってに自滅してくれる。それでいいじゃないか。

 

人を恨めば穴2つ。

 

それよりも、離婚後自由にわたしらしく生きていくことが、一番の復讐です。

 

付け足すなら、新生活のために最低限の家具等を確保できたなら、あとはお金をもらったほうがいいと思うな。

お金は増やせるけど、ものは古くなって価値がなくなっていくだけ。

 

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