離婚をしようと思ってるんだよねと親しい人に漏らしていたころ。
その時点で迷いはなくわたしの中では決定事項でした。
ただ、いつ、どのようにというのは全くわからない状態。
ときには、後2年位の計画で行こうかなんて思っていたこともありました。
実際は、1年もしないうちに別居してます。
あの頃のわたしの言動が吉と出るのか、凶と出るのかは最後の最後までわかりませんが、現時点でのわたしの評価も含めて記録しておきたいと思います。
うちの場合は、10代の娘たちから離婚してほしいと言われていたため、娘を通して寄せられる情報も多々ありました。
その中の一つ。
現金のへそくりを作れ
これは、弁護士の選定をするときにする30分間の無料相談のときに、ある弁護士からも言われました。
買い物のたびに少しずつギフトカードを買い足していく。
キャッシュバックを現金でためておく。
当時は、その理由がよくわかっていなかったのですが、今ならわかります。
理由1:離婚の話し合い中に経済DVを受けることがある。
これは、弁護士を雇っている場合、別件で家庭の収入は折半するように裁判所から通達をすぐに出してもらうことができます。
理由2:財産分与は、アカウントというアカウントを折半するので、現金でへそくりをしておけば、新生活費を確保できるから。
うちは、財産を折半する前に、事情があって別居に踏み込んだので、溜め込んだお金はその引越資金に半分以上持っていかれました。それでも、あのとき、まとまったお金があったからはじめの1歩を踏めたんだろうなと思うのです。
ちなみに、わたしはおねえの銀行口座に自分のお給料の一部が自動で振り込まれるようにしていました。この口座には感謝です。すべて終わったら、ちゃんと元あった金額以上を残して彼女に返します。
次にわたしがしたことが州の法律調べ。
アメリカは州によって法律が違うので、余計な情報に惑わされないことが大事です。
ここイリノイ州は、民主党派が多いBlue States、弱者にはとてもやさしいです。
- No Fault:離婚原因がどちらにあろうと、大人の責任、責任の有無に関わらず、離婚したいと片方が言えば、離婚できるし、慰謝料もなし。
それのどこが優しいのか?
証明責任がないところがいい。日本の多くのモラ離婚サイトでは、日記をつけてどれだけ酷いことを言われたのか、されたのか記録をつけないといけないと書かれていましたが。必要ありません。
慰謝料はないけど、収入がない、または収入が低い方の離婚後の生活が破綻しないよう、婚姻年数によって収入の多いほうが少ない方を支えなくてはいけないのです。
収入が高くて、望まぬ離婚を突きつけられたら、納得いかない気もしますが、それはほら大人の責任の一環で、そんな人と結婚していたんだから諦めなさいというべきか。結婚前から契約書をかわさなかった君の責任ということなのでしょう。または、精神的苦痛を受けたと、別件で訴えればいいんです。
- Alimony(離婚手当):これは、高収入者の手取りの33%から低収入者の手取りの25%を引いた分が該当します。これをどれだけの年数もらえるのかというと、どれだけの年数結婚していたかということに関係してくる。
- さらに、この金額は高収入者のお給料から差し引かれ、自動的に低収入者の口座に振り込まれるようになっているので、未払いで逃げることはできません。
- このAlimonyが税金の対象になることもありません。
- 20年以上の婚姻生活の場合、20年間この手当を受けられます。結婚記念日の前日だったりすると、一気に15年間まで下がります。となれば、待つよねー20年まで。
わたしは、この試算をして、これなら娘たち3人と十分生活して老後資金も貯められる自信がついたことがとても精神安定によかったと思います。
わたしが使った計算してくれるサイト。
まずしたこと1,2は「現金へそくり」、そして「Alimonyの試算」でした。
何はともあれ、先立つものが大事です。