国際モラハラ離婚 in the US

まさか自分が自己愛性パーソナリティ障害の夫の被害者(!?) @bigmysurvive

感謝なのか、執着なのか

「離婚しよう」

と思い立ってから、もう少しで1年です。

 

わたしの中で、なるくんの立ち位置が少しずつ変わってきました。

はじめの頃は、怒りも感じていました。

 

でも、別居する頃には、なんの感情もないことに気づいたのです。

 

まあ、誰かを恨んだり嫌ったりするのって、エネルギー使うし、それはそれでいいかなと思っています。

 

あるとき、離婚経験者の友人とご飯を食べました。

彼女は夫から離婚を迫られて離婚した人です。

子どもはいません。

 

イリノイ州はNo Fault Divorceなので、有責配偶者なんてものはないんです。

ただただ、お金で解決。高収入側から低収入側へ生活の立直しをする間の金銭的サポートが義務付けられているのみです。20年以上の婚姻で老後のサポートも含めて、婚姻期間分のサポートが必須です。

 

その友人が、わたしにしたアドバイスは、

  • 相手への感謝の心をわすれてはいけない。
  • 隔週振り込まれるお金を受け取ったら、感謝のメッセージを送ること。

 

。。。は?この20年間虐げられてきて、感謝しろと?

恨まないでいるだけで十分じゃない?

 

その時は、「いやあ、今はそんな必要性感じない。お金を受け取るのは、当然の権利で、なるくんの善意によるものでもない。しかも、それ以外で感謝したいこともないし」

と答えました。

 

その友人は、

  • 子どもを授けてくれたことに感謝できる。

ともいっていましたが。

 

どうかなあ、精子をくれたから感謝ってこと?

子どもを育てる経済的援助?いや、それは当然の義務でしょ。

子育てに参加もしていないのに?

さらに、子どもを精神的に虐待してた人よ。

 

いい思い出もあったかどうかも考えてみた。

でも、思い出についてくるのは、楽しかったことのあとに起こるモラハラ。

その場をぶち壊す、モラハラ。

そして、洗脳されてこれでいいんだと思わされていたことの気づき。

 

もう無関係になる人に、わざわざ感謝すること探しをしてでも、感謝する意味がわからない。

 

もう、煩わされたくなくて、離婚するのに、なぜこちらから隔週感謝のメッセージを送るのか。

 

それって。。。執着じゃないのかな。

 

彼女も、結婚20年以上なので、これから20年以上、元夫の給与から天引きされたお金が振り込まれることになります。

これから20年以上、その度に隔週連絡が来る。

離婚したかった彼女の元夫は何を感じているんだろう。

 

これじゃあ、ずっと離れられないじゃない。

 

うちは子どもがいるので、きっと節目節目に会わなきゃいけないことも、連絡を取らなきゃいけないこともあります。

それさえも、気が重いのに。

 

隔週なんて。。。ゾッとしました。

 

まあ、彼女は、言葉を伝えることをアドバイスしたというよりは、「感謝すること」をアドバイスしてくれたのだと思います。

 

この食事会のあと、しばらく心の中がモヤモヤしました。

 

カウンセラーや別の友人にも相談しました。

  • 感謝の気持ちがわかない自分は、どこか壊れているんだろうか。
  • これからあの人に感謝する日が来るのだろうか。
  • 感謝するとして、それは何に対して自分は感謝するのだろう。
  • 良くも悪くも、なんの感情もない分ましなのではないか。

 

結局答えが出ないことを考えていてもしょうがない。

こう思うことにしました。

 

無宗教のわたしには、宗教の教えに従う彼女の考えは理解できない。

モラハラ男のなるくんに対して感謝の気持ちを持てないからと言って、わたしは酷い人間ではない。

わたしは、自分の権利を理解しているし、わたしやなるくんの義務も理解している。

彼女の夫は、モラハラではなかった。彼女が、わたしと子どもたちがどう生活してきたのかを理解できることはないのだから、アドバイスが的はずれであってもしょうがない。

彼女の理想通りわたしが行動しないことで、彼女が離れていくならそれまで。

 

これでいい。

 

大事なのは、自分の心のリハビリと、自分がどう感じ、自分がどうしたいと思うのか。

もう、他人に振り回されるのはやめよう。

 

なんて。。。昨日、なるくんに「Thanksgiving(感謝祭)のディナーにおれの両親がみんなで来いって言ってるから、行こう」って誘われました。

 

はああああ!?

 

なんで、調停中のわたしがあなたの実家にお泊りしに行かなきゃいけないんですか!?

 

と、またもや心乱されてしまいました。